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長崎「原爆の日」を迎えて【党談話】

長崎「原爆の日」を迎えて

78年前の今日、長崎市に原子爆弾が投下されました。長崎市は壊滅的な被害を受け、多くの人々が亡くなりました。私たちは原爆によって亡くなられた全ての人々に心から哀悼の意を表します。また、今もなお健康被害や心の傷に苦しんでいる方々に、心からお見舞い申し上げます。

日本は広島・長崎の悲劇と福島第一原発事故を経験し、放射能の恐ろしさを強く実感しました。昨年2月に始まったウクライナ戦争では、東部戦線を中心に激しい戦闘が続いており、終戦の兆しは見えません。そして今年6月、ロシアの支配下にあるカホフカ水力発電所のダムが爆発により決壊し、甚大な洪水が起こりました。この爆発にはロシアの関与が指摘されています。同様にザポリージャ原子力発電所に対する脅威も浮上しており、その危機は深刻です。ザポリージャでの大規模な原子力事故は、想像を絶する被害をもたらす可能性があります。私たちは、核兵器使用の示唆や原発への攻撃を繰り返すロシア政府を厳しく非難し、同時に日本政府に対して、破壊的な行為を阻止するための積極的なイニシアチブを強く取るよう求めます。

日本はロシア・北朝鮮・中国という「武力への依存を高める独裁国家」に囲まれた厳しい状況に置かれています。しかしながら、私たちは、唯一の戦争被爆国として、核兵器によるあの惨禍が再び繰り返されることがないよう、「核なき世界の実現」に向けて核保有国と非核保有国の橋渡し役として積極的に行動する必要があります。非人道的な核兵器の使用が二度と繰り返されてはならず、長崎は永遠に最後の戦争被爆地でなければなりません。

私たち進歩党は、日本が核軍縮に貢献し、再生可能エネルギーで世界をリードする国になるよう最大限努力します。政権交代を実現し、まずは核兵器禁止条約締約国会議にオブザーバーとして参加して非核国としての役割を果たすとともに、包括的核実験禁止条約(CTBT)発効に向けてイニシアチブを発揮する国に日本を変えなければなりません。原発の安全性の問題に関しては、原子力事故発生の可能性を過大に低く見積もり現発再稼働を進める岸田政権・経産省・自民党とその補完勢力の欺瞞を強く非難し、脱原発の必要性を日本国内だけでなく世界に対して強く訴えていく所存です。

私たちは、すべての人々が平和と安全に暮らせる世界を実現するために、これからも努力を続けます。

2023年8月9日
進歩党代表
鈴木しんじ





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