東日本大震災発生から12年を迎えるにあたって
本日で東日本大震災の発生から震災から12年が経過しました。犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。そして、これまで被災地の復興のために支援をされた方々に心からの敬意を表します。
トルコ南部で2月6日に発生した地震では、隣国シリアと合わせて5万人以上の方が尊い命を失い、多くの方々が避難生活を強いられています。地震や大規模な火山噴火の発生は防ぐことはできず、日本においても南海トラフ地震などの大地震はいつ来てもおかしくありません。
私たちは、防災体制の強化を、災害対応も含めた公共の安寧の保持を目的とする「国土安全保障省」の創設など組織的側面から充実していくことを訴えています。また、海外での災害救助支援に関しては国際緊急援助隊をハード・ソフト両面から強化しなければならないと考えています。
ウクライナ戦争においては、3月9日にロシア軍が再びザポリージャ原発に対して攻撃を行い、安全運転に必要となる外部電源が一時失われました。人類は再び原子力事故の大いなる脅威に直面しています。しかしながら、岸田政権は「電気代抑制」を口実に安全論議を置き去りにして無責任な原発回帰を進めています。原子力事故を確実に避ける唯一の方法は脱原発の実現です。大規模な事故が起きてからでは手遅れであり、脱原発はかならずやり遂げなければなりません。
進歩党は、今後とも安全な日本と世界を創るために全力を尽くします。
2023年3月11日
進歩党代表 鈴木しんじ